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『インターネット』の誕生 1979~1983

アメリカ政府の援助を受けて順調に成長していったARPANETですが、
これには一つ困った問題がありました。

ARPANETは、
国防総省が実験のために作ったコンピュータネットワークです。

つまり、もともとは軍に関係のあるネットワークだったのです。

誰でも自由に接続して使えるようなものではありませんでした。

そこで、幾つかの大学が共同で、
UUCPを利用したコンピュータネットワークを作ることになりました。

これが、1979年に始まったUSENETです。

USENETは、
主に電子メールとニュースの配信を行うネットワークとして、
大学などを中心に広まっていくことになります。

また、81年にはCSNET(ARPANETに参加していないコンピュータ研究者たちが作ったネットワーク)、
86年にNSFNET(アメリカ科学財団が研究用に作ったネットワーク)が構築されるなど、
ARPANET以外のコンピュータネットワークがこの頃に幾つも作られました。
(こうしたネットワークのほとんどが、1990年頃までにARPANETと相互接続され、「ネットワークのネットワーク」としての形を築くことになります)

一方、ARPANETは
1983年にTCP/IPをプロトコルとして正式に採用
しました。

また、それと合わせるかのように、
軍事部門がARPANETから切り離され、
独自のネットワークを作るようにもなります。

ARPANETは、
大学間を結ぶ、学術・一般向けのネットワークとして定義されたのです。

そしてこの頃に、
『Internet(インターネット)』という呼び方が決められました。

TCP/IPプロトコルを使うようになって、
ARPANETはついに『インターネット』という今の名前で呼ばれるようになったのです。
(ちなみに、『Internet』の頭は大文字です。『internet』と小文字で書くと別の意味になります)