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IPプロトコル

IPプロトコルは、第三層に属するプロトコルの一つで、
インターネットでは必ずこのプロトコルが用いられています。

IPプロトコルを使えないコンピュータは、インターネットにつなげることもできません。

IPプロトコルの特徴は、
複数のネットワークをつないで一つの大きなネットワークとして扱える、ということにあります。

例えば、
ここに何台かのパソコンをつないで作ったAネットワークと、同じように作ったBネットワークとがあるとしましょう。

AとBとがまったく同じ方式のネットワークならいいのですが、
ケーブルの種類など様々な違いから、
パケット
(データの塊。コンピュータのデータ通信では、データを幾つかのパケットに分割して送り、受け取ってからつなぎ直すという方法が一般的です)
の最大サイズが違う、などの問題が起こることが珍しくありません。

また、コンピュータのアドレス(住所)の決め方が違っていると、
データが目的のコンピュータに着かなくなってしまいます。

IPプロトコルは、
こういった問題を解決するために開発されたプロトコルなのです。

IPプロトコルではまず、
ネットワークにつながっている全てのコンピュータにIPアドレスという番号を割り振ります。

これはネットワーク全体でけっして重ならないように管理されており
(インターネットでさえも、です。インターネットにつながる何千万台ものコンピュータは、すべて別々のIPアドレスを持っています)
そのコンピュータの「住所」として利用されます。

また、小さなネットワークごとにパケットの最大サイズを調べ、それに応じてパケットを作り替えることもしてくれます。

IPプロトコルを使うことで、
AネットワークのコンピュータからBネットワークのコンピュータへデータを送ったときにも、
問題なくデータが目的のコンピュータまで着くようになったのです。

こうした「ネットワーク同士をつないで一つにできる」というIPプロトコルの特徴が、
インターネットを現在のような大きなものにした原動力の一つであることは、おそらく事実でしょう。

ですが、IPプロトコルには大きな問題が残されていました。

そのために開発されたのが、TCPプロトコルだったのです。